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人間関係を円滑にする方法

家族、恋人、友人等、私達はたくさんの人達との繋がりの中で生活

を営んでいますので、人間関係に関するトラブルはよく発生します。

私も、人間関係に悩む事もよくありましたので、カウンセラーの

渡辺奈都子先生
が書いた、「人間関係をしなやかにする

たったひとつのルール はじめての選択理論
」という本を手に取って

読んでみました。ここでは、その本の教えを私が生徒になってまとめて

みましたので、1度、読んで見て下さいね。



@なんで人間関係が壊れるの?

人間関係問題が勃発中の人と良好(ラブラブ)な

人間関係を築けている人では、1つ違いがあります。

貴方にはわかりますか?

私:「わかりません。そもそも、そんな事、考えた事もありません。」

では、貴方に教えてあげましょう。

実は、人間関係問題が勃発中の人は、

「私は相手をコントロール(期待通りに変える)事ができる」

と信じていました。それに比べて良好な人間関係を築けている人は、

「私は自分だけをコントロール(変える)事ができる。」

「自分を変える事が相手の理解に繋がる」と信じていたのです。

上記の「私は相手をコントロール(期待通りに変える)事ができる」

と思う理論の事を「外的コントロール」と言います。そして、

「私は自分だけをコントロール(変える)事ができる。」と思う理論の事を

選択理論」と言います。私達は、人の考え方は千差万別である事を認識し、

意見を尊重しながら物事を進めていかなければいけないのですが、

子供、恋人、夫、直属の部下等、大切な人・期待が大きい人程、

外的コントロール、すなわち「相手を自分の都合の良いようにコントロール」

しようとしてしまいます。そして、自分の思い通りにならなければ、

脅しを与えようとします。貴方はそういった事はありませんか?

私:「私は、結構、外的コントロール派で、自分の思い通りにならない

と怒ったりしています。」


確かに、期待が大きいから思い通りにならないと

怒ったり罰を与えたりしたくなる気持ちはわかります。

でも、よく考えてみて下さい。もし、貴方が

親から「毎日、1時間以上 勉強しなさい」

上司から「毎日、報告書を提出しなさい」

恋人から「毎日、決まった時間に電話・メールしなさい」

夫婦間で「毎日、料理を作りなさい・家事を手伝いなさい」

と言われてヤル気起こりますか?こんな風に、命令された(言われた)ら

喧嘩になり、ますます2人の心は離れていってしまうはずです。

人は皆、自分の考えを持っており、「自分の事は自分で決めたい」

「他者から強制されたくない」と言う考えを持っているんです。

それなのに、期待の大きさのあまり、大切な人に対して無理強いをした

結果、心が離れてしまうなんてとっても悲しい事ですね。だから、私達は

大切な人程、「相手をコントロールできる」とは考えず

選択理論の考え方を持って相手の意見を尊重しながら話し合いを

進めていく事が大事なんです。ぜひ、このような考え方を持って

心地よい人間関係を作ってみて下さいね。

私:「言っている事はよくわかりました。できるかどうかわかりませんが、

選択理論の考えを常に持つようにして生活していきたいと思いました。」



A人間関係を破壊する7つの行為と人間関係を良好にする7つのコツ

では、次は、人間関係を破壊してしまう7つの行為を見てみましょう。

ここでは、アメリカの精神科医・心理学者で多くのうつ病等、心の悩みを

抱える患者と向き合い、心の悩みを解消してきた功績を持つ

ウィリアム・グラッサー博士」が考える7つの習慣について考えてみたい

と思います。

@文句を言う

「うるさい」「ふざけるな」「意味分らんし」「なんだよ」「バカじゃないの?」

「はあ?」等と文句を言われたり、舌打ちしたりされたら、「気分が良くない」

のは言うまでもありません。こんな事をされれば、「近寄りたくない」

思うはずです。このような行動は、人間関係の破壊・崩壊・悪化を招くだけで

何もいい事はありません。


A脅す

「試験に合格しなかったら、罵倒するぞ」等の、脅しの行為は、

相手に対して恐怖心を与えます。恐怖心を覚えた人は拒絶反応

出て、相手に近寄りたくなり、心の距離はどんどん広がっていきます。

人間関係も悪化するばかりで良い事は何一つありません。


B責める

「貴方のせいで、うまくいかなかった」「おまえのせいで失敗した」

等と相手を責めるのは良くありません。「終わってしまった事」に対して

文句を言ったり・責めても何も始まらないのです。それよりも、

次にどういかすか?を考える事が大事です。


C罰を与える

失敗したら、「廊下に立たせる」・「殴る」・「小遣い(給料)ダウン」等

の措置を取り、相手に恐怖を植え付ける事で一時的に行動が

改善される事があるかもしれませんが、人間関係は破壊され、

継続的に効果が持続する事はありません。


D批判する

「なんで、そんな考え方しかできないんだ」、「どうしてそんな事もできないんだ」

「どうしてそんな行動を取ったんだ」等と相手の行動・考えを批判する事は

よくありません。こんな人達は心の中で「私が教えてあげないと」

「これは相手の為だから」と考えています。しかし、これは

「外的コントロール、すなわち私は相手をコントロール(期待通りに変える)

事ができる」
という考えの表れであり、自己中心的な考え方であると言えます。

そして、自己中心的な人に対して他の人は距離を置くようになり、

人間関係は悪化していきます。


E褒美で釣る

「テストで100点とったら、ゲームソフトを買ってあげる」、

「お小遣いあげるから、買い物に行ってきなさい」等と

ご褒美で釣る行為も、「相手をコントロールしたい」という考えに

他なりません。最初は効果が表れるかもしれませんが、

その内、「そんな褒美では物足りない」「褒美をくれなきゃ動かない」

といった「褒美だけで繋がった人間関係」に変化していってしまいます。


Fガミガミ言う

ガミガミ・ねちねち・くどくど・・・同じ事を何度も言う行為

聞いている方としては気分の良いものではありません。

言っている人からすれば、「私が何度も何度も言ってあげて正しい事を

教えてあげないと」
と思って言ってあげているのでしょうが、

これは、「貴方が相手を思い通りにコントロールしたい」という考え

にほかなりません。このような考え方を持っていては、

人間関係は悪化していくばかりです。


その他にも、無視する馬鹿にする相手に罪悪感を与えるため息を

つく
不機嫌オーラ等の「相手を自分の思い通りにコントロールしよう」

とする行為も人間関係の悪化・破壊・崩壊に繋がります。そして、

このような行動が、「喧嘩別れ離婚」さらには「暴力事件殺人事件

にまで発展してしまうのです。ですので、「外的コントロール、

すなわち私は相手をコントロール(期待通りに変える)事ができる」という

考えは改め、「選択理論、すなわち私は自分だけを

コントロール(変える)事ができる。」という考えを持って人と

接する事が大切であると言えます。貴方はこのような行動を人に対して

とったりしてはいませんか?

私:「私は、気分が悪くなると、よく人に対して無視したりしています。」

では、すぐにやめて、選択理論の考えを持って人と接するようにして

下さい。

私:「わかりました。」

では次は、人間関係を良好にする7つのコツをみていきましょう。


@耳を傾ける

これは言いかえれば、相手の話しをよく聞くという事です。

私達は話しを遮ったり否定したりせず真剣に話しを聞いてくれる

人が好きです。子供・友達・部下、誰に対しても笑顔で話しを

聞いてあげる事ができれば、人間関係を良くする事ができます。


A励ます

物事がうまくいかず、落ち込んでいる時に私達は「大丈夫だよ」

「その内、うまくいくよ」等と励まされると元気が出ます。

その人が今、取り組んでいる事を否定したりせず、そのがんばりを

お互いに尊重するようにして、良好な人間関係を築いていきましょう。


B尊敬する。敬意を払う

友達・子供・恋人等、誰でも自分の事を尊敬してくれる人

敬意を払ってくれる人とは一緒に過ごしたいものです。

誰に対しても敬意を払って接するようにすれば、

良好な人間関係を築けるようになるはずです。


C受け入れる

私達は誰一人としてまったく同じ考えを持っている人はいません。

ですから、まずは、人の考えを否定せず、受け入れる事から

始めるようにしましょう。1度受け入れてから、話し合いをすれば良いのです。


D違いを交渉する。調整する。話し合う

人は誰一人として同じ意見の人はいませんから、まずはゆっくり

話し合い
をしてみましょう。答えを急がず、お互いの意見を尊重しながら

話し合いを進めるようにするのです。
きっと何かいい解決案が浮かぶはずです。


E信頼する

恋人・夫婦・友達等、心地よい人間関係を築く為にはお互い信頼し合う

事がとっても大事です。「見守る」といった感じでしょうか。力になりたいけど、

何も出来ない時
や、任せる事が成長に繋がると感じた時は

「信頼して見守る」ようにしましょう。

きっとたくましく成長していってくれるはずです。


F支援する

相手が支援を求めている時、「支援を求めている分だけ支援する」

事が大事です。必要以上に口を挟んでしまうと、不快感を感じ

その人から距離を置くようになってしまいます。助けを求めている分だけ

助けてあげる
ようにしましょう。

といった7つのコツがあります。上記の事を心がけながら、人と接する

ようにして下さいね。

私:「今まで、あんまり深く考えず、人と接して来たので、これを機会

に、人との接し方を改めてみようと思いました。」


私:「1つ質問ですが、非難・脅す・中傷(イジメ)・批判が大好きな人

も世の中にはいると思うのですが、そういう人とはどうやって付き合って

いけばいいのでしょうか?」


確かに、人を非難・中傷するのが大好きな人は世の中にいますね。

そういう人とは、以下、5つの事を実践して乗り切りましょう。

@周りの誰かに相談しよう

これはもっとも大事な事です。1人で心の中でストレスを溜め込んで

いても何の解決策にもなりません。まずは、周りの友達や家族、先輩、

上司等にいまの現状を説明してみましょう。脅したり責めたり罰を与えたり

批判中傷(イジメ)非難する人は誰かにこれらの事を相談され、周りに

これらの事実がもれるのを極度に嫌います。ですから、心の悩みは

溜め込まずまずは、誰かに相談する事を心がけて下さい。


A人は人、自分は自分と割り切ろう

外的コントロール(支配)する事が大好きな人からは、「意見を批判したり」

「ミスを責めたり」と、次から次へと色々な支配的欲求が矢のように

飛んできます。この時に、大事なのが批判や非難に対して反論しない

事です。自分の意見は曲げる必要はありませんが、「あなたはそういう

意見だったのね」
と受け止めてお互いの意見のすり合わせを行い

冷静に対処するようにしましょう。


B外的コントロール(支配)好きをやめさせようと思わない

以前、選択理論の考え方で述べたように、私達が心をコントロール

できるのは、自分の心のみです。もし、無理に外的コントロールを

やめさせようとしても、批判中傷(イジメ)・非難が激しさを増すばかりです。

ですから、私達にできる事は、お互いの意見を尊重し合う事から

生まれる幸せを見てもらい、外的コントロール好きな人、自らが

変わろうという気持ちになってもらうのを見守る事です。


C力の欲求を満たす為に支援してあげよう

外的コントロール(支配)する事が大好きな人は、

「自らの力で相手の行動をコントロールしたい」と常に考えています。

このような考え方は欲求が満たされない程、強くなる傾向があります。

ですから、外的コントロール(支配)する事が大好きな人へは

自己犠牲にならない程度にこちらからも協力(支援)してあげる事も

大事です。欲求を満たしてあげれば、外的コントロール(支配)

したいという気持ちも弱くなりますので、良好な人間関係を築く事ができます。


D気分転換(ストレス発散)しよう

非難・中傷・批判されると、どうしても頭に血がのぼって

反論したくなる気持ちはわかりますが、反論してしまうのは

逆効果です。反論してしまうとお互いに中傷しあうようになって

しまい、人間関係が破壊・崩壊してしまいます。

非難・批判・中傷されても反論したりせず、

1度、その場を離れる等して深呼吸して心を落ち着かせる等して

気分転換(ストレス発散)に心がけるようにしましょう。

人間関係を円滑にする方法をここまで、述べてきましたが、いかが

でしたか?ぜひ、貴方も選択理論の考え方を身に付けて、相手の事を

尊重しながら、良い人間関係を構築していけるようにがんばっていって

下さいね。

私:「先生。ご講義頂きありがとうございました。」



以下は、私の社会人経験による人間関係を円滑にする方法です。

上司編・部下編・会話編の3つをまとめましたので、それぞれご参考

頂ければ幸いです。

@会話編

みなさんの中にはこの人と話すのは苦手だな?という人はいませんか?

思い出してみると、たくさんいると思います。それはなぜでしょうか?

会話とは、2人もしくはそれ以上の主体が、主として言語の発声によって共通の

話題をやりとりするコミュニケーションや、あるいは話をする行為全般の事を言います。

つまり、
会話とは相互に相手に話題を投げ掛け、その返答(意見)を期待するもの

なんです。つまり、
返答がつまらない(意見を受け入れてくれない)人

=この人は苦手=会話したくない
というような流れが出てきてしまうのです。

結果、
人間関係が悪化・破壊してしまいます。

では、私達は会話を楽しむ為にどのような事を心がければ

よいのでしょうか?それは
ネタ・話題を常日頃増やしておく事です。

そして、
どんな話題に対しても興味を持ち、受け入れる事です。

会話は初対面の人から夫婦まで、色々な方向に膨らんでいきます。

そんな時に貴方が相手の期待している返答をピタッとしてあげたり、

相手の意見を受け入れて、共感してあげると、相手も貴方に興味

を持つようになりどんどん色々な話題を話す事ができる

のではないでしょうか?相手をよく観察して

興味ある話題を投げかけてあげる事も必要です。

このように会話は色々な話題に及ぶ為、莫大な数のネタ・話題の

ストックが必要となります。ぜひ、普段から色々な事に目を向けて

誰とでも楽しく会話ができるよう話題のストックに努めてみて下さいね。



A上司編(上司との人間関係の築き方)

@親しくしていても
尊敬語、謙譲語はしっかり使い相手に敬意

表しましょう。(親しくしていても敬語を使用しないと、上司の気分を

損ねてしまいます。注意して下さい。)


A上司からの指示、依頼事項には
報告・連絡・相談は豆にしましょう。

(上司とは
部下が何をしているかが気になるものです。

報告・連絡・相談は豆にして下さい。)


B上司の
好きな事には自分も興味を持ち、何かイベントがあれば積極的

に参加
しましょう。(これが一番大事です。みなさんは基本的に上司とは

距離を置きたくなると思いますが、それは
間違いです。

仕事では厳しい上司でもプライベートでは意外とおもしろかったりするものです。)

ぜひ、上司が好きな事に自分も興味を持ち、行動を共にしてみて下さいね。


B部下編(部下との人間関係の築き方)

部下を持ったらなんとか1人前に育てたい、

良い人間関係を築きたいと考えると思いますが、

どこを特に気をつければよいのでしょうか?

ここでは育て方・良い人間関係の作り方のポイント

について述べていきたいと思います。

@高圧的・横柄な態度をとらない。


部下の心は繊細で、上司の高圧的な態度や罵声で

心がすぐに病んでしまいます。1度、部下に怖い・関わりたくないと

思われてしまうと関係修復にものすごい時間が必要となってしまいます。

言葉遣いには気をつけてください。

A一緒にがんばっていこうという気持ちをもって接する。

上司も部下も1つの目標に向かってみんなでがんばっていくんだという

気持ちを持って接すると部下と上司の仲も一気に縮まります。
(このように一緒にがんばろうという気持ちにさせる事で部下の
ヤル気
も一気に上昇し、人間関係の向上し部下もどんどん育ちます。
)

Bプライベートでも関わりを持ちましょう。

上司と部下の仕事をしやすくする上でもっとも重要なのが、

プライベートで仲良くなる事だと思います。もしプライベートで

遊ぶ事ができれば、
部下も上司の別の顔を見る事ができ親密感

あがります。また、会話のネタを増やす事ができる為、仕事中でも

プライベートの話で談話できるようになります。

以上の3点ができると
人間関係も良好になって部下の育ちも早くなるはずです。


ここまで、人間関係を円滑にする方法をまとめてきましたが、いかがでしたか?

実践できそうなものがあれば、どんどん活用してみて下さいね。
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